通信教育の最新動向
2014/12/02
■全国高等学校通信制教育研究会
全通研の秋・冬の予定は次の通りです。
・全通研学習書の作成
新学習指導要領に基づく全通研学習書の作成は、今年度は「国語表現」「倫理」「政治・経済」「簿記」の4科目で、平成27年3月の発行を目指して作業を進めています。
この4科目を含めて、新学習指導要領に即した全通研学習書は29科目になります。
・平成26年度ブロック代表校長研究協議会
11月26日(木)、文京シビックホールにおいて、文部科学省初等中等教育局高校教育改革室専門官髙見英樹氏を来賓として迎えてブロック代表校長研究協議会を開催します。
全国7ブロックから活動報告を受けた後、文部科学省から「通信制高校をめぐる最近の動向」について講話を頂きます。
・NHK高校通信教育委員会
11月27日(金)午前、NHK放送センターにおいて、NHK高校講座主催による標記委員会が開催されます。NHKから平成27年度の放送計画の説明があり、その後、全通研側から要望・意見などを伝えて番組向上に役立てて頂きます。
・平成26年度第2回理事会
11月27日(金)午後、NHK放送センターにおいて第2回理事会を開催します。26年度前半の活動報告・会計報告等とともに、「教科書改訂への取り組み」「全通研70周年記念事業」「一部広域通信制高校の課題への対応」等について審議します。
・全通研研修会
12月15日(月)、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて研修会を開催します。全国の会員校から寄せられたアンケートの集計結果も活用して、「ホームページを活用した学習活動の支援」について研修します。
(全通研事務局 飯島 篤)
■公益財団法人 私立大学通信教育協会
本協会は、通信教育課程を設置する私立大学相互の協力によって、大学通信教育の振興を図ることを目的に設立されており、現在、その趣旨に賛同した37大学・18大学院・9短期大学の合計64校が加盟校となって運営し、大学通信教育の周知普及と水準向上の事業を推進しています。
(1)大学通信教育の周知普及事業
大学通信教育の在り方を広く社会に伝え、入学希望者に情報を提供するために、本協会主催の事業として「平成26年秋期合同入学説明会」(8月、全国5会場)を実施し、さらに11月30日には通信制大学院の合同入学説明会、来年1~2月には「平成27年春期合同入学説明会」(全国10都市、13日程)を実施します。
(2)大学通信教育の水準向上事業
文部科学省の担当室長を講師に招き、7月に「大学改革をめぐる最近の動向」をテーマに意見情報交換会を開催し、加盟40大学・大学院・短期大学から51名の参加がありました。10月には東京ガーデンパレスにて「大学通信教育職員研修会」を1泊2日で実施して職員の能力向上に努め、産業能率大学総合研究所の兼任講師から「クレームにどう対応するか」の講演を行いました。加盟41大学・大学院・短期大学から73名の参加がありました。
(理事長 高橋陽一)
■一般財団法人 社会通信教育協会
文部科学省認定社会通信教育に関する特別検討委員会の開催
第1回文部科学省認定社会通信教育に関する特別検討委員会を平成24年4月25日(水)、文部科学省の会議室においてに開き、その後は、文部科学省の担当者も交えて4回の分科会を開催、約2年間にわたって検討協議を行いました。その結果、
○修業期間の短縮(社会通信教育基準を改正)
文部科学省認定社会通信教育の修業期間3か月以上から2か月以上へ短縮した。また、修業期間に関しても、修業期間内であっても修了と認めることができるようにした。
○施設・指導者等に関する認定要件の緩和(社会通信教育基準を改正)
専用施設・設備の整備、専任指導者の配置等について専用設備でなくても良いものとする、また、学習指導者は専任でなくてもよいものとする等と認定要件を緩和した。
以上のように、当協会からの要望・提案事項を踏まえ法令が改正されました。
(事務局長 鈴木久善)
■公益社団法人 日本通信教育振興協会
◎文部科学大臣賞13名を表彰!
去る11月29日(土)、東京都千代田区の主婦会館・プラザエフにて、当協会主催の生涯学習奨励賞表彰式が開催されました。この表彰は、当協会が「生涯学習奨励講座」として認定した通信教育講座を特に優秀な成績で修了した者を対象に表彰するものです。平成元年に第1回表彰式を行って以来、今年度で26回目を数えます。今年度は文部科学大臣賞13名、公益社団法人日本通信教育振興協会会長賞35名、総勢48名の方々が栄えある賞を受賞しました。
◎学習指導員の登録者1,700名を突破!
通信教育の履修で、また実社会で培った専門的な知識や技能を生かし、地域での生涯学習の支援者として活動する学習指導員制度が発足して9年、これまでに認定登録された方は、延べ1,713名となりました(2014年11月20日現在)。指導分野も多岐にわたり、庭園技能、ガーデニング、手づくりパン、折り紙、書道など38分野の学習指導員が誕生しています。自身で教室を開講したり、公民館や生涯学習センターでの講師をしたり、小中学校での課外授業の世話人になったりと様々に全国各地で活動中です。この活動が地域再生の力になる事を期待してやみません。活動の一部は当協会ホームページ(http://www.jais.or.jp/)でも紹介しています。
(事務局長 友縄秀男)
【本件に関するお問合せ先】
日本通信教育学会事務局
担当:小林
E-mail:kobayashi@digital-knowledge.co.jp
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