大学通信教育におけるFDと学修支援

2020/03/30

 私の職場は「通信による教育を行う学部」のみを有する、いわゆる「通信制大学」と呼ばれるところなのですが、着任後から FD 担当を拝命し、今日に至っています。本学ではここ数年、 FD 活動として主に外部有識者の方を招いての講演や、教員相互の授業参観などを行っていますが、特にこれからの通信制大学における FD は、大きな転換点を迎えつつある のではないかと思っています。というのも、 昨年度の本学会の研究協議会におけるシンポジウムのテーマでもあった「合理的配慮」など、大学への社会的要請の中でも、通学制の課程と同じ考え方だけでは立 ち行かない、通信制として独自に考えていかなければならない課題も多くなってきたのではないかと感じるからです。
 またそれに関連することとして「大学通信教育における学修支援」というテーマにも関心を抱いています。と
りわけ、学修支援に専門的に携わる職員の現状という点については、通信制の大学教育に携わる者の一人として、その課題を明らか にしてゆきたいと思っています。
 現場での実践と、研究を通じた学会活動。この二つの取り組みを相乗的に活かし、通信教育のさらなる発展に寄与できるよう、日々精進したいと思う今日この頃です。

(八洲学園大学 山鹿貴史)
(「日本通信教育学会報」通巻53巻より)