通信教育よ「ありがとう」。

2013/07/31

通信教育よ「ありがとう」。
 私が人生を楽しく過ごせるのも、学会の会員に加入できたのも通信教育との出会いからである。今の私が在るのは通信教育のお蔭だ。そういっても過言ではないと本気でそう思っている。
 私は生涯学習インストラクターの認定を得るために社会通信教育を受講した。その教材の中で白石先生を知り、もっと学びたい、もっと知りたいと掻き立てられるようにして通信制大学院に突き進んだ。大学院が通信制で学べるのだからこんな感激はない。その後、修了と同時に白石先生の紹介を経て日本通信教育学会に加入させていただいた。学びを通して人と出会い、さらにその輪を広げることができた。それは今も続いている。学びが私の人生を豊かにしてくれた。
 通信教育が私の学びの幅を広げてくれた。通信教育が私に自信を与えてくれた。通信教育には世代も職業も違う学習者が大勢いる。その誰もが向学心に燃えた人たちである。ボヤボヤしていられないと大いに刺激になった。通学制では諦めていただろうことを可能にしてくれたのが通信制の存在だ。家庭と仕事、更に遠方とあれば到底叶わぬ夢である。何をしたいのか。どう生きたいのか。例え紙媒体だけのやり取りであっても、きめ細かな指導内容は学ぶものの心を捉えて離さなかった。私を夢中にさせた。通信教育よ「ありがとう」私は学ぶことの楽しさを知った。
 最後に、通信制または通学制のどちらにせよ、学習者が自分に適した選択をすれば良いと思う。大切なことは「何を学んだか」「どんな素敵な出会いをしたか」ではないだろうか。

((有)ピアノ技術センター:片所 真理子)

「日本通信教育学会報」(通巻39号)より