通信教育制度研究会

■第21回「通信教育制度研究会」開催のご案内

日時 : 平成27(2015)年2月14日(土)14:00~17:00 ※終了後に懇親会を予定
会場 : 桜美林大学 四谷キャンパス
主催 : 通信教育制度研究会
協賛 : 日本通信教育学会
参加費 : 無料(懇親会費は別途)

テーマ : 通信制から見る通学制高校の不思議―新制高校の理念と「通信教育」「通学教育」―
発表者 : 石川伸明(愛知県立旭陵高等学校)

趣旨:
 ちかごろ通信制高校に在学する生徒数は増加しているが、それは、中学校卒業後すぐに通信制高校に進学する生徒が増加したからでなく、いったん全日制高校に進学したものの全日制の教育に適応できないために通信制に転学・編入学してくる生徒が増加したからである。しかし、全日制から通信制に転学・編入学してくる生徒を見ていると、全日制の教育の在り方のほうに問題があったのではないかと感じられることも多い。
 もともと通信制は、定時制とともに、経済的な理由(貧困)によって「働きながら学ぶこと」が必要な勤労青年教育のための高校である。経済的な理由(貧困)によって「働きながら学ぶこと」が必要な生徒以外の生徒は、全日制で教育を受けられるようにするのが、本来の高校教育の在り方のはずである。全日制の教育に適応できない生徒を通信制に追いやるというのでなく、そのような生徒も適応できるように、全日制の教育の在り方のほうが改善されるべきである。
 今回の研究会では、戦後の新制高校発足の理念に立ち返って、高校における「通信教育」(通信による教育方法)と「通学教育」(通学による教育方法)の現状に対して、問題提起をおこないたい。



申込方法 : 下記の参加申込みフォームへ必要事項をご記入の上、サイトからお申込みください
申込締切 : 平成27(2015)年2月13日(金)

問合せ : 通信教育制度研究会 事務局
        小林建太郎(デジタル・ナレッジ) kobayashi@digital-knowledge.co.jp