記事一覧

通信教育での学びを生かした私の地域活動

2015/07/01 会員の声

 私はこれまでに事故や大病で何度も死にかけました。その度に周りの人達が私の命を救ってくださいました。49歳の時に握り拳大の悪性癌の手術、主治医に覚悟しておいてくださいと言われもうダメだと思いました。けれども家族や周りの人達が支えてくれたお蔭で何とか生き返りました。それまでの自分勝手な生き方を反省し、何か人の役に立つことをしたい、もう一度大学の通信教育で学び直したいと思いました。 放送大学の通信教育で4年間「生活と福祉」、2年間「発達と教育」を学びました。 その後、佛教大学大学院通信教育で2年間「生涯教育」を学びました。 S先生の指導で修士論文「団塊世代が地域社会で果たす役割」を仕上げました。 S先生には「学縁」の大切さを教わりました。放送大学通信教育、佛教大学通信教育での学びでは苦労もありましたが楽しいことの方が多かったです。S先生や通信教育で互いに助け合った学友のTさん、Kさん達と...

通信教育学 ― 私の研究関心 ―

2014/10/09 会員の声

 通信教育の本質が通信手段によって教育をおこなう「遠隔教育」であることにあるなら、高校の通信教育が目指すべきその完成形は、通学手段によることなく通信手段によって高校教育の目的を実現することでしょう。 現行法規は、対面方式での面接指導を実施することを義務づけているため、通信制の教育の一部は通信手段でなく通学手段によることになります。それは、通信手段による教育(通信教育)を強化する方向の「規制」とは逆行するので「規制緩和」とも言えますが、通信制の教育の一部を通学手段によらなければならないと定めているのですから、通信制の教育のなかに通信手段によることのできない範囲を規定しているという意味では、通信手段による教育(通信教育)の発達を妨げる「負(マイナス)の規制」をおこなっているとも言えます。 昭和30年の文部次官通達で面接指導を義務づけたのは、利用できる通信メディアが郵便しかなかった当時とし...

研究協議会に初めて参加して

2014/01/31 会員の声

 職場の同僚のIさんから「日本通信教育学会」を紹介され、HPで見た第61回研究協議会の内容に惹かれ、入会するとともに研究協議会に初参加させてもらい、貴重な時間を過ごすことができたことを感謝しています。 最初のTさんの発表を聞いて、正直、若いのに「通信制高校のことを良く理解されてみえるなと」感心しました。Tさんをはじめ、UさんやFさんら若い方々の発表を聞かせてもらい、彼ら彼女たちから「気」みたいなものを感じとることができたことも良かったなと思います。また、以前、愛知でやっている研究会に京都から来ていただいて報告してもらったAさんに久しぶりに会えたりもしました。 皆さんと昼食を一緒にとる中で、若い方々から、通信制高校やサポート校に関心を持った経緯を聞くことができました。連絡先も交換しましたので、冬季休業中の研修として発表要旨集録をじっくり読ましてもらい、感想・質問などをさせていただけたら...

研究課題:通信制高校における教育保障

2014/01/06 会員の声

 ここ数年通信制の研究が盛んになってきたことに驚きとともに喜びを感じます。研究対象としても未開拓な部分も多く、特に近年の変化は目覚ましいにもかかわらず、その研究は緒についていないと言えます。通信制教育というと教育界では傍系に位置づけられ、主流にはなりにくい分野であることもその一因と言えるでしょう。 通信教育は教育保障という意味では極めて重要な意味を持つ制度だということが言えます。教育の均等を実現するうえで通信制の持つ役割は大きなものがあると言えるでしょう。 私の研究は、通信制高等学校での生徒の教育保障ということにあります。近年の生徒の質の変化に対応する通信制高校では、多様性に応える教育体制が必要です。高校に入学してくる生徒はニーズもモチベーションもバックボーンも様々です。こうした生徒への指導をいかに高め、学習の質を保証しながら、教育基本法に謳われている人格の完成を目指した教育を行うこ...

サポート校への新たなまなざし

2013/10/16 会員の声

 近年、通信制高校卒業生が増加している。『学校基本調査』(文部科学省, 2012)によれば、特に私立通信制高校卒業生の増加傾向が顕著である。さらに同調査は、今や通信制高校に通う生徒のうち約7割が10代であり、卒業生の約8割が私立出身だということを明らかにしている。これらの事実を考慮すれば、近年では私立通信制高校に対するニーズの高騰と、生徒層の若年化という現象が同時に生じていると指摘できる。では、これらの現象が生じる要因は一体何か。その一因として挙げられるのが、サポート校の存在である。サポート校とは、私立通信制高校に在籍する生徒の「登校」ニーズを満たしながら、彼らの高校卒業資格取得支援や進路支援を行う民間教育機関である。その在校生徒には高校中退経験者が多く、サポート校には彼らの「居場所」としての役割が期待されている。従来の研究上の文脈で言えば、高校中退は「脱学校」を意味し、その経験者は「...

通信制とは何か―その目的と定義―

2013/09/30 会員の声

 通信制高校は、さまざまな事情で通学できない生徒に対して、通信手段を利用することによって、通学しなくても通学制におけると同等の量と質の教育の機会を保障する制度です。「通学できない事情」が何であっても事情を問わずに教育の機会を保障することが、「通信による教育を行う課程」(「学校教育法」第4条)と定義されている通信制の目的です。 むろん、通信手段を利用した教育それじたいに、生徒の「通学できない事情」そのものを解消する機能があるわけではありませんから、「通学できない生徒を通学させるようにすること」が、通信制の目的になることはありえません。現在の通信制には、勤労青少年だけでなく「不登校」の生徒も数多く入学していますが、そもそも、通信手段を利用して教育をおこなえば生徒の「不登校状態」が解消できる、というわけではないのです。 通信制の教育の核心は、あくまで郵便など通信手段を利用して実施する添削指...

「きっと卒業しよう・・」の決意

2013/09/02 会員の声

 命の現場で仕事をしていた頃、一つの専門家でいいのかという疑問を抱き、社会的視野の狭さにも気づき自問自答しました。そして、「大学へ行こう」と決心し通信教育の社会福祉課程に入学しました。しばらくして教科書がどっさり届き、どこから手を付けていいのか解らないまま、半年、1年が過ぎました。そこから猛ダッシュしてテキストを片っ端から読みつつ、図書館へ通いレポートを書き、試験を受けてたまに落ちて、再試験を受けたりしながら卒業にたどりつきました。「必ず卒業して国家資格を」と寝る間も惜しんでというのはオーバーですが、卒業後社会福祉士の国家資格も取得しました。でも今思い起こすと大学入学後、(福祉学部、教育学部、大学院で通信教育10年間)「何で大学に行ったのだろう、こんなにも大変な≪レポートと、試験、試験、卒論・修論に≫追いかけられて・・」夢にも出てきました。  この期間、学費は自分で拠出しようと頑張っ...

通信教育よ「ありがとう」。

2013/07/31 会員の声

通信教育よ「ありがとう」。  私が人生を楽しく過ごせるのも、学会の会員に加入できたのも通信教育との出会いからである。今の私が在るのは通信教育のお蔭だ。そういっても過言ではないと本気でそう思っている。  私は生涯学習インストラクターの認定を得るために社会通信教育を受講した。その教材の中で白石先生を知り、もっと学びたい、もっと知りたいと掻き立てられるようにして通信制大学院に突き進んだ。大学院が通信制で学べるのだからこんな感激はない。その後、修了と同時に白石先生の紹介を経て日本通信教育学会に加入させていただいた。学びを通して人と出会い、さらにその輪を広げることができた。それは今も続いている。学びが私の人生を豊かにしてくれた。  通信教育が私の学びの幅を広げてくれた。通信教育が私に自信を与えてくれた。通信教育には世代も職業も違う学習者が大勢いる。その誰もが向学心に燃えた人たちである。ボヤボヤ...