通信教育の最新動向

2013/12/09

■全国高等学校通信制教育研究会

 11月28日(木)アルカディア市ヶ谷において全国通信制高等学校長会ブロック代表研究協議会が、文部科学省の髙見英樹専門官を招いて開催された。全国7ブロックの代表から各ブロックの活動状況の報告と情報交換の後、髙見専門官から「通信制高校をめぐる最近の動向」と題して、中央教育審議会高校教育部会における審議内容も含めながら講話を戴いた。講話を聞き、今後「教育の質」の担保が重要な課題の一つであると感じた。
 11月29日(金)午前、NHK主催の「NHK高校通信教育委員会」がNHK放送センターで開催された。この会は、来年度のNHKテレビ・ラジオの高校講座についてNHKから説明を聞くと共に、活用している通信制高校から意見・要望を伝え、番組向上に資するものである。
 11月29日(金)午後から、午前に引き続いてNHK放送センターで平成25年度全通研第2回理事会が開催された。森慎二会長の開会挨拶があり、6月の福島大会以後の事業報告の後、協議題の審議に入った。
新学習指導要領完全実施に伴う第4次学習書作成科目では、「国語表現」、「倫理」、「政治・経済」に加えて「簿記」を作成することが確認された。また、全通研大会は、第66回大会は平成26年に東京都で、第67回大会は27年に石川県で、68回大会は28年に和歌山県で開催することが確認された。
 この後、7つの各地区通研から事業報告がなされて滞りなく議事を終了した。
(事務局長 飯島 篤)


■公益財団法人 私立大学通信教育協会

 本協会は、現在、37大学・18大学院・9短期大学の合計64校が加盟し、大学通信教育の周知普及と水準向上の事業を推進しています。
(1)大学通信教育の周知普及事業
 大学通信教育の在り方を広く社会に伝え、入学希望者に情報を提供するために、本協会主催の事業として「平成25年秋期合同入学説明会」(8~9月、全国5会場)を実施し、さらに12月1日には通信制大学院の合同入学説明会、来年2月には「平成26年春期合同入学説明会」(全国10会場、13日程)を実施します。また、「シンガク情報フェスタ」(10月)などにも参加しました。
(2)大学通信教育の水準向上事業
 厚生労働省の担当課長補佐及び文部科学省の担当室長を講師に招き、「認定こども園法改正に伴う幼稚園教諭免許状及び保育士資格の取得の特例について」の説明と加盟教職員による意見情報交換会を開催し(7月)、10月には京都にて「大学通信教育職員研修会」を1泊2日で実施して職員の能力向上に努め、京都市発達障害者支援センターから「発達障害とその対応について」の講演を行いました。また同月、大学通信教育における情報通信技術の活用に関する課題と展望についてシンポジウムを開催しました。
(理事長 高橋陽一)


■一般財団法人 社会通信教育協会

 当協会は、文部科学省認定社会通信教育を実施しております学校法人、財団法人、社団法人の20団体で構成しております。協会を設立して、54年目になります。
 社会教育、生涯学習に関する調査研修をはじめ、文部科学省認定社会通信教育で学んだことを生かす制度として、生涯学習インストラクター制度、生涯学習コーディネーター制度を設置しております。その会員の方々は、全国で学校支援に地域活動に活躍をしております。
 事業実施として、平成26年2月22日(土)には、第13回生涯学習インストラクター・生涯学習コーディネーター全国大会・交流懇親会を、東京・代々木国立オリンピック青少年総合センターで開催予定です。
 なお、平成26年4月25日(金)には、文部科学省認定社会通信教育講座で修了した優秀者の第65回文部科学大臣表彰式・祝賀会を文部科学省 講堂で文部科学大臣ご臨席のもと挙行されます。
(事務局長 鈴木久善)


■公益社団法人 日本通信教育振興協会

◎文部科学大臣賞14名を表彰!
 去る11月30日(土)、東京都千代田区の主婦会館にて、当協会主催の生涯学習奨励賞表彰式を挙行いたしました。この表彰は、当協会が認定する通信教育講座「生涯学習奨励講座」を特に優秀な成績で修了した方を対象に、文部科学大臣賞並びに当協会会長賞を授与するものです。平成元年に第一回表彰式を行って以来、今年は25回目となります。今年度は文部科学大臣賞14名、当協会会長賞36名、総勢50名の方々が栄えある賞を手にされました。
◎学習指導員の登録が1500名を達成!
 地域での生涯学習の支援者として当協会が認定する学習指導員の登録者が延べで1515名になりました。認定開始以来8年ほどになりますが、登録者の多くは、専門的通信教育や社会での実務経験によって培った自身の専門的知識や技術を、学びたいと願う多くの方々の要望に応え、生涯学習センターや公民館での講師の任についたり、またボランティアで小・中学校での課外事業の世話人になったり、さまざまな年代の学習支援者として全国各地で活動中です。
(事務局)


「日本通信教育学会報」(通巻41号)より

 

【本件に関するお問合せ先】
日本通信教育学会事務局
担当:小林
E-mail:kobayashi@digital-knowledge.co.jp

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